「教員記事」をお届けします。今回の寄稿者は、文化人類学の中村亮先生です。
4歳の息子が「妖怪」にはまっている。アニメの「妖怪ウォッチ」や「ゲゲゲの鬼太郎」がきっかけであろう。家の本棚にあった『妖怪ひみつ大百科』(村上健司、2015年)を見つけ出して、ページがボロボロになるまで読んでいる。そんな姿は、妖怪に憑かれているかのようだ。
私も昔から妖怪に興味があった。今の息子と同じくらいの歳に河童を見たことがあるからだ(正確には池から勢いよく出てきた何かに驚き、すぐに逃げ出したのでその姿は見ていないが…)。そこで、より専門的な『日本妖怪大全』(水木しげる、2014年)を息子に買い与えたところ、妖怪好きに拍車がかかり、暇さえあればページをめくっている(図1)。4歳児には難しい漢字があるので読み聞かせるうちに、私もあらためて妖怪の面白さに魅せられてしまった。
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| 図1.一反木綿の手ぬぐいを頭に巻いて妖怪勉強中の息子 |


