2022年9月21日水曜日

日本神話にまつわる小話:ヤマタノヲロチは怪物なのか

  「教員記事」をお届けします。今回の寄稿者は、宗教学の岸根 敏幸先生です


日本神話にまつわる小話:ヤマタノヲロチは怪物なのか

岸根 敏幸
 
 ヤマタノヲロチ(八俣遠呂知、八俣遠呂智、八岐大蛇)を知らない日本人はそう多くないでしょう。日本神話に直接触れたことのない人でも、その名前と特異な姿について、ある程度は知っているのです。では、ヤマタノヲロチという存在は何なのでしょうか。「想像上の怪物」という答えがすぐに返ってきそうです。日本神話の記述によれば、ヤマタノヲロチに八つの頭と八つの尾があり、大きさは谷と山を各々八つ分合わせたほどとされています。そんな生物は地球上のどこにも存在していませんし、恐竜が活躍していた時代でも該当するような生物はいなかったでしょう。

2022年9月13日火曜日

2022年度 オープンキャンパス(学生記事)

8月6日に行われたオープンキャンパスの様子について、スタッフとして参加した2名の学生にレポートしてもらいました。

(1)

みなさん、こんにちは!文化学科3年の石川穂乃佳です。

今回は8月6日に行われた福岡大学のオープンキャンパスについてお伝えさせていただこうと思います。なんと対面でのオープンキャンパスは3年ぶりの開催ということでした。コロナで大変な時期ではありますが、実際に学科のスタッフとして高校生の皆さんに文化学科の魅力をお話できて嬉しかったです。

2022年9月2日金曜日

2022年度 卒業論文相談会のご案内(LC20台/3年次対象)

卒業論文相談会のご案内(LC20台/3年次対象)


文化学科において「卒業論文」は必修科目ではありませんが、大学での学びの集大成として、ぜひ卒業論文に取り組んでみませんか。

3年生の皆さんを対象に、卒業論文相談会を開催します。卒業論文の手続きについて説明を受けた後、学科教員と卒論について個別に相談することができます。卒業論文にご関心のある皆さんは、ぜひご出席ください。

日時:2022年9月30日(金)16時20分~
場所:文系センター棟15階(第5・6・7会議室)

スケジュール:
16時20分~   手続きに関する全体説明
16時35分頃~  個別相談

※当日は『2022年度版 福岡大学人文学部文化学科 教員紹介』をお持ちください。卒業論文を書くために必要な手続きについては、同冊子中の「卒業論文を書くために――卒業論文をめぐるQ&A」もご覧ください。

以上

2022年度 卒業論文指導願の提出について(LC20台/3年次対象)

卒業論文指導願の提出について(LC20台/3年次対象)


文化学科3年次の皆様

4年次に「卒業論文」の登録を希望する学生は、指定のフォームから下記の内容を入力・送信してください。
指定のフォームのリンクはFUポータルならびにCISメールからの通知をご覧ください。)

1. 学籍番号
2. 氏名
3. 希望する指導教員
4. 承諾の有無
5. 卒業論文のテーマ
6. 研究計画(400字程度)

提出期間:2022年10月3日(月)~10月14日(金)(公式には左記の日程ですが、それより早く入提出していただいてかまいません)

これに先立ち、卒業論文相談会も開催いたします。卒業論文の手続きについて説明を受けた後、学科教員と卒論について個別に相談することができます。卒業論文にご関心のある皆さんは、ぜひご出席ください。 
日時:2022年9月30日(金)16時20分~ (※日程が変更になりました) 
場所:文系センター棟15階(第5・6・7会議室)

上記の卒業論文相談会や授業時あるいはメールなどで、必ず事前に希望する教員とコンタクトを取り、承諾を得た上で、上記のフォームに入力・送信してください。

以上

2022年度 卒業論文中間報告書の提出について(LC19台/「卒業論文」登録者対象)

卒業論文中間報告書の提出について(LC19台/「卒業論文」登録者対象)


「卒業論文」登録者の皆様

卒業論文の中間報告書を、以下の要領にて提出してください。
提出期限は2022年9月30日(金)です。内容や分量など特に規定はありません。

1 中間報告書の本文を指定のフォルダにアップロードしてください。

※ファイル名は「学籍番号_名前_卒論中間報告書」としてください。
 例:LC190000_福大太郎_卒論中間報告書
※ワード形式(.docx)かPDF形式(.pdf)で提出してください。

2 指定のフォームから追加情報を登録してください。

指定のフォルダ等のリンクについてはFUポータルならびにCISメールからの通知をご覧ください。

以上

2022年9月1日木曜日

路上観察会の報告

  「教員記事」をお届けします。今回の寄稿者は、社会学の開田奈穂美先生です。


2022年の夏学期、私が担当している文化学演習Ⅰの授業で、「なんらかの意図をもって置かれたことがわかるモノを写真に撮る」という課題を与えて、路上観察をしてもらいました。時期は7月なかば、場所は六本松駅から大濠公園にかけてのエリアです。各自のスマートフォンなどで写真を撮影してもらい、LINEのオープンチャット機能を使って参加者全員に共有してもらいました。

この路上観察では、人間ではなくモノを撮影するというのがひとつのポイントです。人間が言語やジェスチャーをつかって何らかのメッセージを発するというのはありふれたことですが、モノもまたメッセージを発することが可能です。よくよく見れば、街中には様々なやり方で人間の行為を制限したり、逆にある行為を促したりするモノであふれています。実際に受講生が撮影した写真を示しながらその例を見てみましょう。

言語や図を使って行動を制限する

(写真1)
一番わかりやすいのは、立て看板やポスターなど、言語やグラフィックシンボルをつかって「〇〇禁止」というメッセージを伝えているものです。立ち入りや通り抜け、喫煙など特定の行為を禁止するためのものが多いです。