2016年11月22日火曜日

LC哲学カフェ開催のお知らせ

次回のLC哲学カフェ、下記の通り、詳細が決まりました。

 【映画de哲学】
 「君の名は。」で哲学する、再び
 ※ネタバレあり

 日時 12月5日(月) 16:30-18:00
 場所 A605教室

映画を観ていることを前提に、いわゆる「ネタバレ」ありで議論します。勿論、映画を観ていない人も参加してもらって構いませんが、ネタバレの覚悟を。

なお、今までの哲学カフェと少し異なり、冒頭は宮野真生子先生と小笠原による映画の分析、及びクロストーク。その後、全体で議論。

参加者の自己紹介は行ないませんし、無理に発言しなくても構いません。途中入室、途中退室も自由ですので、ぜひ一度、気軽にのぞいてみて下さい。

2016年11月19日土曜日

映画de哲学開催:「君の名は。」で哲学する

11月15日火曜日の夜、福岡市博多区の某映画館に学生諸氏6名、教員2名が集合。初めての「映画de哲学」が開催されました。

予想外の遠足気分にやや浮かれつつ、「本当は「ジャック・リーチャー」が観たい」と言い始めた教員(小笠原)を制し、全員で「君の名は。」を鑑賞。参加者の約半数は二回目の鑑賞で、中には三回目という人も。

映画鑑賞後、「新海誠監督の今までの作品をすべて観ている」という教員二名が早速マニアックな分析を開始。皆で口々に感想を述べながら、屋台の並ぶ川沿いをぞろぞろと歩き、天神方面へ移動。某居酒屋へ辿り着き、「哲学カフェ」ならぬ「哲学居酒屋」が始まりました。

作品のテーマや一つ一つの場面を検討してみたり、他の映画と比較してみたり。二回目・三回目だからこそ気づいた「伏線」について語ったり、なぜこんなにヒットしているかの理由を想像してみたり。日本文化の話になったり、RADWIMPSの話になったり。

恋愛、出会い、必然性と偶然性、夢、時間、等々のキーワードが飛び交いましたが、いわゆる「ネタバレ」になってしまうため、議論の詳細については省略。
(※「ネタバレ」ありの哲学カフェを、下記の通り、近々開催する予定)

未だ話し足りない状態だったものの、終電の時間を考慮し、程良い時間に解散。幾らか後ろ髪を引かれつつ、各自、帰路に就いたのでした。


というわけで、初めての映画企画も無事終了。今後も引き続き、映画関連のイベントを開催していく予定です。乞うご期待。

また来月初旬、「君の名は。」に関する「ネタバレ」ありの哲学カフェを。改めてこのブログ上で告知しますので、興味のある人はぜひ、気軽に御参加下さい。

2016年11月7日月曜日

福岡大学文化学科に入学して

 今年度9回目の学生記事をお届けします。文化学科2年生の柿木一光君が、文化学科への入学動機と現在の学生生活について報告してくれました。


福岡大学文化学科に入学して
LC15台 柿木一光

 去年の春、私は福岡大学に入学しました。高校時代の私は、自分の進むべき道がわかっていませんでした。受験をするにあたって、自分なりに学んでみたい事は何なのか考えました。私は、歴史に興味があり、特に外国の文化を学んでみたいと思いました。歴史の中でも文化史に興味がある事がわかってきました。その時に福岡大学のパンフレットを偶然見つけ、文化学科を知りました。これは、何かの出会いだと思いました。文化学科はいろいろな専門分野があり、その中から自分の専門を決める事ができるということでした。

 しかし、受験をする直前に私は重い病気にかかってしまい、入院してしまいました。入院している中で気持ちの変化があり、色んな人に感謝の念が湧いてきました。自分の将来をしっかりと見定めたいと、心に決めました。

 子ども達の将来に関わり、「人を育てる」喜びを得たいと思い、教員を目指すことにしました。私の兄が体育の教員をしていて、教職については色々と聞いていて大変だということも知っていました。しかし、大学で沢山のことを学びたいと考え、社会科の教員になるための教職の授業が取れる文化学科を選びました。受験はなんとか成功しました。

 大学では充実した日々を過ごしています。私は入学後、自分なりに行動して、剣道部に所属しました。周りのみんなは、スポーツ科学部の人達ばかりです。正直に言って部活は大変です。しかし、その厳しい状況を乗り越えていくことが大切であると感じています。私は「武士道とは何か」について興味があります。剣道を通して、その事をつきつめていきたいと思っています。
また私は、文化人類学のゼミに所属しており、民族学の観点からも武士道について思索を深めていきたいと考えています。これは途方もない事ですが、自分にできる事から日本を変えていきたいという思いもあり、その点からも武士道の精神を勉強すべきだと考えています。社会に出て、それがそのまま役に立つとは限りませんが、日本人とは何か、その根源にあると思われる武士道について大学で学んだ事が、グローバル社会を生き抜く上で大切だと考えます。「自分はこういう精神を持った日本社会で育った」と、世界の様々な人々に理解してもらうには必要な事だと思っています。

 色々な事が出来るので、大学生活は楽しいです。しかし、受け身の態度では、大学生活は充実しません。自分から積極的に行動していくことをお勧めします。

 文化学科には先述したような文化を理解するために必要な講義が沢山あります。私は現在、色々な講義を受けていますが、やりがいのある講義ばかりです。教員になるという将来の目標の実現に向け、1日1日頑張っていきたいと考えています。