学生さんによる記事です。今回は2011年度入学の森彩音さんによる記事をお届けします!
11月 1日(木)、 七隈祭の期間中に行われたLCフォーラム主催のバスハイクに参加しま した。テーマは “秋の九重・小国散策"で した。始めに訪れた場所は、平成 18年 10月 30 日に完成した、九重の渓谷に架かる日本最大の吊橋、九重 “夢"大吊橋です。この吊橋は地上からの高さ173m、 長さ390mもあります。実際にこの吊橋を渡りましたが、橋の上では 強風にさらされ、雪が降るのではないかと思うくらいの寒さでした。また、あまりの強風 で、コンクリートで支えられている吊橋も揺れているように感じられ、自然の強さを感じ ました。しかし、日を下に向けると、赤や黄色、橙色に色づいた紅葉が見られたり、渓谷を流れ落ちる滝音が聞こえたり、自然の雄大さ、美しさも実感できました。
次に、九州電力(株)人丁原地熱発電所を訪問し、地熱を利用した発電法について説明を受けました。地熱発電とは、マグマの熱で高温になつている地下水をくみ上げ、蒸気の力 でタービンという風車のようなものを高速回転させて発電する方法で、また、くみ上げら れた熱水は還元井を使つて再び地下に戻すという循環方式がとられています。昨年の東京 電力(株)福島第一原子力発電所の事故以来、自然エネルギーに対する関心が高まつていま すが、地熱発電はその一例です。事故以降、国内外からの見学者・視察者が増加している そうです。発電された 11万 kwの電気は大分県日田市に供給されているそうですが、以前 は50,000世帯分、現在は37,000世帯分の消費電力に相当するそうです。それだけ各世帯 における消費電力が増加したことになります。人丁原地熱発電所は九重連山の山々に囲ま れた紅葉の美しい場所にありました。日本は火山国ですから、地熱は豊富にあるのですが、 火山地域は国立公園に指定されていることが多く、そのために開発が規制され、地熱発電 所を建設することができないという問題点があります。
発電所を出発 し、近年、来訪者が増加 した黒川温泉を経由して、熊本県の小国町に到着 しました。小国町の物産館を兼ねた「小国ぴらみつと」で昼食を食べた後、「道の駅 月ヽ国」の2階にある小国ツーリズム協会に向かいました。協会が入つている「道の駅 月ヽ国」の建 物は、ガラス張りでダイヤモンドのような形をしていました。建物の中に入つてみると、 本で作られた木組みの建物であることがわかりました。小国町は林業が盛んなことでも知られています。ここで協会の役員の方に、小国町のグリーンツーリズムについて説明をし ていただきました。たとえば、小国町に限らず、近年では、都市に出た人が故郷に戻つて くるようなUターン現象や、都市出身者が地方に定住するIターン現象が増えてきている こと、小国町を訪れる人たちが、貸切バスを利用して大人数で訪れる形態から、自家用車 を利用して1人、カップル、家族連れなど少人数へと変化しつつあること、さまざまな年 齢層の人たちが来訪すること、小国町を支えている人たちの中には、都市から来訪 してそ のまま住みつきボランティア活動に従事している人がいること、また、小国町での経験を ネットを介して情報発信をしている人がいることなど、興味ある内容でした。小国町で感 じたことは、私が住む福岡市と比較したとき、時間の流れの違いでした。小国町は山に囲 まれ、自然豊かで、空気もおいしく、心が休まるような場所で、時間の流れが遅く感じま した。福岡の街は、車も多く、雑踏という感じがあり、とても気持ちが安らぐような場所ではないように感じ、時間の流れも速く感じます。このような気持から解放されるために 人々が来るのだろうと実感できました。
小国町を出発して、大分県日田市にあるサッポロビール(株)九州日田工場に向かいまし た。工場では、原材料である大麦、苦みのもとであるホップなどを手で触れてみたり、ビ ール缶がベル トコンベアーの上を流れていく生産工程を見学しました。見学後、日田市街 地を眺望できる試飲室で、出来たてのヱビスビールを飲ませていただきました。工場出発 後、大学に無事到着しました。多くの知識を吸収し、多くの事を感じることのできた、充 実したバスハイクの一日は終わりました。バスハイクを企画された先生方に本当に感謝し ています。ありがとうございました。
LC11台 森 彩音
11月 1日(木)、 七隈祭の期間中に行われたLCフォーラム主催のバスハイクに参加しま した。テーマは “秋の九重・小国散策"で した。始めに訪れた場所は、平成 18年 10月 30 日に完成した、九重の渓谷に架かる日本最大の吊橋、九重 “夢"大吊橋です。この吊橋は地上からの高さ173m、 長さ390mもあります。実際にこの吊橋を渡りましたが、橋の上では 強風にさらされ、雪が降るのではないかと思うくらいの寒さでした。また、あまりの強風 で、コンクリートで支えられている吊橋も揺れているように感じられ、自然の強さを感じ ました。しかし、日を下に向けると、赤や黄色、橙色に色づいた紅葉が見られたり、渓谷を流れ落ちる滝音が聞こえたり、自然の雄大さ、美しさも実感できました。
次に、九州電力(株)人丁原地熱発電所を訪問し、地熱を利用した発電法について説明を受けました。地熱発電とは、マグマの熱で高温になつている地下水をくみ上げ、蒸気の力 でタービンという風車のようなものを高速回転させて発電する方法で、また、くみ上げら れた熱水は還元井を使つて再び地下に戻すという循環方式がとられています。昨年の東京 電力(株)福島第一原子力発電所の事故以来、自然エネルギーに対する関心が高まつていま すが、地熱発電はその一例です。事故以降、国内外からの見学者・視察者が増加している そうです。発電された 11万 kwの電気は大分県日田市に供給されているそうですが、以前 は50,000世帯分、現在は37,000世帯分の消費電力に相当するそうです。それだけ各世帯 における消費電力が増加したことになります。人丁原地熱発電所は九重連山の山々に囲ま れた紅葉の美しい場所にありました。日本は火山国ですから、地熱は豊富にあるのですが、 火山地域は国立公園に指定されていることが多く、そのために開発が規制され、地熱発電 所を建設することができないという問題点があります。
発電所を出発 し、近年、来訪者が増加 した黒川温泉を経由して、熊本県の小国町に到着 しました。小国町の物産館を兼ねた「小国ぴらみつと」で昼食を食べた後、「道の駅 月ヽ国」の2階にある小国ツーリズム協会に向かいました。協会が入つている「道の駅 月ヽ国」の建 物は、ガラス張りでダイヤモンドのような形をしていました。建物の中に入つてみると、 本で作られた木組みの建物であることがわかりました。小国町は林業が盛んなことでも知られています。ここで協会の役員の方に、小国町のグリーンツーリズムについて説明をし ていただきました。たとえば、小国町に限らず、近年では、都市に出た人が故郷に戻つて くるようなUターン現象や、都市出身者が地方に定住するIターン現象が増えてきている こと、小国町を訪れる人たちが、貸切バスを利用して大人数で訪れる形態から、自家用車 を利用して1人、カップル、家族連れなど少人数へと変化しつつあること、さまざまな年 齢層の人たちが来訪すること、小国町を支えている人たちの中には、都市から来訪 してそ のまま住みつきボランティア活動に従事している人がいること、また、小国町での経験を ネットを介して情報発信をしている人がいることなど、興味ある内容でした。小国町で感 じたことは、私が住む福岡市と比較したとき、時間の流れの違いでした。小国町は山に囲 まれ、自然豊かで、空気もおいしく、心が休まるような場所で、時間の流れが遅く感じま した。福岡の街は、車も多く、雑踏という感じがあり、とても気持ちが安らぐような場所ではないように感じ、時間の流れも速く感じます。このような気持から解放されるために 人々が来るのだろうと実感できました。
小国町を出発して、大分県日田市にあるサッポロビール(株)九州日田工場に向かいまし た。工場では、原材料である大麦、苦みのもとであるホップなどを手で触れてみたり、ビ ール缶がベル トコンベアーの上を流れていく生産工程を見学しました。見学後、日田市街 地を眺望できる試飲室で、出来たてのヱビスビールを飲ませていただきました。工場出発 後、大学に無事到着しました。多くの知識を吸収し、多くの事を感じることのできた、充 実したバスハイクの一日は終わりました。バスハイクを企画された先生方に本当に感謝し ています。ありがとうございました。
LC11台 森 彩音
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