2014年2月5日水曜日

筒井実華子 2011(平成23)年卒業

筒井華子 2011(平成23)年卒業 女優・タレント



略歴
 福岡県久留米市出身。福岡大学在学中にイベントMCやナレーションの活動をスタート。バンド「CHELL」のボーカルとしてもライブ活動を行う。 2009年~2010年にcrossFMラジオにて放送された「Me-colorfulnight」(ミカラフルナイト)でパーソナリティーを務める。
 大学卒業後の1年間、KBC九州朝日放送イベント事業部に勤務。演技ワークショップへ通ったことをきっかけに、舞台に出演する。2013年には佐賀市の委託で佐賀大学生を中心として制作された佐賀市民映画「ライウマ」では主役を務めた。
 現在はRKBラジオハイタッチ!のAD兼タレントとして活動中。
 2013年9月に演出家石山浩一郎氏のもと、一人芝居「火あぶりお七考」を上演予定。
自己紹介
 現在私は、ラジオでADやレポーターのお仕事をしています。オンエアーに向けて、取材や編集など新しいことにも挑戦しながら、楽しく働いています。
 私は大学時代、興味の赴くままにいろいろな講義を受けていました。
西洋文学でじっくり人間のドラマを味わい、人類学では人間の体系を学び、社会学の俯瞰的な物事の捉え方や、自分が発信者となるメディア論など、幅広い視点から世界のことを学びました。
 また、平井教授の哲学のゼミでは幸福や正義など、ひとつのテーマをとことん議論したのが印象にのこっています。つっこまれて、言葉に詰まって、また考えて・・・言葉を交わすことで、自分の考えや、漠然と抱いていたあらゆる物事への疑問が浮き上がってくるのが分かりました。平井教授は私のどんな考えにも、真剣に向き合い、鋭い質問を投げてくださいました。
 想像したり、演じたり、考えたりという作業は時にとても不安定な状態になってしまうこともありますが、そんな中で自分自身を保ち、強く在るために、こうして大学時代に学んだことが大変役立っています。
 9月7、8日に久留米で上演予定の「火あぶりお七考」では、一人芝居に挑戦します。井原西鶴の『好色5人女』第四巻のお話を元に脚本の制作中です。舞台では愛する人の為に放火をして、火あぶりの刑に処されてしまう八百屋の娘「お七」を演じるほか、現代の女の語りや、日本舞踊のシーンも予定しています。若干16歳の少女がどんな思いで恋に生きたのか、江戸時代の実話として語り継がれているお話を、おもしろおかしく(?)表現します!
 劇中の音楽はジャズピアニスト井手公さんによる生演奏を予定しています。興味のある方は、是非観に来てください。


関連リンク
 提携事務所 http://www.landmarx.jp/talent/mikako-tsutsui/
 ブログ http://www.ameblo.jp/me-color/
 twitter https://twitter.com/Me_colorful
 映画ライウマ公式サイト http://raiuma.mond.jp/index.html#id1
 久留米演劇情報誌Actor'sCafe http://actorscafe.jp/info.html


指導教員から一言
 ほんとうに大切な知的発見は、ひとりの時間に訪れるように思います。ゼミ討議の場面で、どうしても引っかかってうまく言葉にならなかった自分の問題意識の正体に、夜ふと、思い当たったりするものです。筒井さんは、さいしょに会ったときから、この孤独のたいせつさを知っているように見えました。
 いつも飄々としていて、一見つかみどころのないような不思議な言動も魅力の一つでしたが、真剣な議論の場面で、たまにおずおずと差し出される発言には、しかし独特の、強い思考の「軋み」のようなものが響いていて、彼女の思索の時間を思わせるものでした。和気あいあいと議論をしているさなかにも、何かをつかめそうな瞬間には、いつでもひとり自分の思索の中に降りていける。それはゼミ仲間との学問的な信頼があってこそのものですが、そうした「ひとりになる技術」を、筒井さんは当時から直感的に身につけていたのでしょう。卒業後も一貫した「探求者」としての姿勢が、そのことを確信させてくれます。
今後の活躍にも期待しています!!
                                  <平井靖史>

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