2021年7月14日水曜日

世界中の美術館をバーチャル訪問してはいかがですか。

  「 教員記事」をお届けします。今回の寄稿者は、西洋美術史の浦上雅司先生です。


 コロナ禍も2年目に入りましたが、その収束はまだ見通せません。日本でも東京都など緊急事態が改めて宣言され、オリンピックもほとんど無観客で行われることになりました。福岡では7月12日から制限が解除され、飲食店は通常営業できることになりましたが、しばらくするとまた感染者が増加するのではないでしょうか。

 コロナ禍のため、世界中の美術館も、昨年度は多数が長期にわたって閉館されていましたが、一年経って入場制限や検温、マスク着用義務化などの条件をつけて開館するところも増えています。美術館というところは元々、サッカー競技場や野球場のように大騒ぎするところではありませんから、開館の判断は間違っていないでしょう。福岡でも、福岡市美術館やアジア美術館、福岡市博物館なども開館していて、美術愛好家には嬉しいところです。

 残念ながら、海外の美術館を自由に訪れる機会はまだしばらくなさそうですが、幸いなことにインターネットで、世界中の主要な美術館・博物館をバーチャル訪問できるようになりました。全体のポータルになっているのはグーグルが提供しているアートアンドカルチャーというサイトです(https://artsandculture.google.com/?hl=ja)。

2021年5月31日月曜日

駅前オブジェとしての悪書追放ポスト

 「 教員記事」をお届けします。今回の寄稿者は、芸術学・美術史の植野健造先生です。


日本美術史、博物館学等担当教員の植野です。

 私は鉄道路線の駅前に設置された彫刻作品やモニュメント、オブジェに興味を持っています。この文化学科のブログでも過去2回、駅前の彫刻作品に関するエッセイを書きました。1回目は、201858日掲示の「福岡市天神―パブリック彫刻のお値段の話―」、2回目は2019516日掲示の「博多駅前広場の彫刻」です。

 駅前の彫刻、モニュメント、オブジェに関する興味は、半分は研究的な、もう半分は趣味的な関心に基づくものです。もともと私は幼少期から鉄道好きだった面があります。いわゆる鉄道趣味の「鉄ちゃん」には、いろいろなジャンルやカテゴリーがあります。「乗り鉄」「撮り鉄」「葬式鉄」「鉄子」「ママ鉄」「子鉄」など、鉄道ファンの呼び方も多様化しました。ほかにも、鉄道模型、切符、駅弁、時刻表、駅舎といった鉄道関係の趣味の対象はたくさんあります。

 その中でも、私は「駅前彫刻鉄」で、これはかなりの少数派ではないかと思います。

2006年頃に駅前彫刻、モニュメント、オブジェのデータベース構築の試みを思いつき、知り合いの研究者に呼びかけてみましたが、その時の企画はうまく進みませんでした。いつか、不特定の多くの方々に情報と画像を提供していただくようなシステムの構築を試みてみたいと考えています。

2021年5月17日月曜日

対面・遠隔授業雑感


「 教員記事」をお届けします。今回の寄稿者は、哲学の岩田直也先生です。


 このブログ記事を書いている2021年5月12日、福岡県に3回目の緊急事態宣言が発令されました。変異株によって感染が再拡大し、より若い世代を含めて重症化率が高まっているとの情報もあり、より厳しい措置が講じられるのも致し方なしといったところです。首都圏や関西の多くの大学は一足先に遠隔授業に舵を切っていましたが、福岡大学でも来週から、部分的にではあるものの、再び遠隔授業に移行するとのことです。

 ゴールデンウィーク前までの約3週間は、1年ぶりに対面授業が全面的に実施され、様々な制約があるとは言え学内は非常に賑やかでしたね。私自身昨年度に着任したこともあり、1年越しにようやく教壇に立つことができ、福岡大学にやって来たことを改めて実感した期間でした。新2年生の多くも同じような感慨を抱いたのではないでしょうか。実際、文化学演習Iの授業では、ゼミ生同士顔を合わせて議論することができ、とても楽しいという声も聞かれました(授業内容が多少なりともそれに貢献していたら嬉しいのですが)。私の方も、大人数のクラスだとなかなか難しいですが、学生のみなさんとの直接的な交流を通じて、より大きな充実感を授業から得られています。

2021年5月10日月曜日

鶴瓶さんに学ぶフィールドワーク術

 

「教員記事」をお届けします。今回の寄稿者は、地理学の伊藤先生です。


テレビ番組のなかには大学の学びにつながるものもあります。

例えば、近年、地理学者が学生におすすめするテレビ番組の代表格は「ブラタモリ」ではないかと思います。「ブラタモリ」はタモリさんが、案内人とともに街歩きをしながら、テーマに沿ってその土地の特徴や成り立ちを解き明かしていくNHKの人気番組です。

2021年4月27日火曜日

令和3年度 文化学科新入生指導懇談会(対面式)が開催されました

48日(木)に、文化学科の新入生と学科教員の対面式が行われました。
岩田直也先生による司会進行のもと、学科主任の植野健造先生から歓迎の辞が述べられました。
その後,教員の紹介が行われ、また新入生一人ひとり手短に自己紹介を行いました。
今年度から、あらたに竹花洋佑先生(近代日本哲学)、錢 琨先生(文化心理学)をお迎えしております。
困難な時代ですが、皆さんの大学生活が実り多きものになるよう、文化学科の教員一同、サポートしてまいります。


2021年4月20日火曜日

運河と行き交う人々・天津 ―異文化の接触地帯8―

 「教員記事」をお届けします。今回の寄稿者は、地理学の磯田先生です。


 こんにちは。文化学科教授の磯田則彦です。私の専門は、人口研究と異文化の接触地帯の研究です。両者ともに複合領域的な研究になりますが、それぞれに非常に魅力的な分野です。

 まず、人口研究についてですが、具体的には人口移動研究と人口問題研究が中心になります。前者については、日本・北アメリカ・北・西ヨーロッパを中心に研究してきました。人は生まれてから死ぬまである場所に定住し、一切別の場所に移ることがなくてもよいのでしょうが、実際にはライフサイクルの重要なステージで移動を行う人が大勢います。果たして、「その人たちは、どのような属性で、どういった理由で移動を行うのでしょうか?」以前から、そのようなことが気になってしまいます。

 また、後者については、非常に大まかな表現を許していただければ、「人口が停滞から減少へ向かいつつある社会」(現時点では、概して先進諸国の一部や東欧諸国に多く見られます)や、「短期間に人口が急増している社会」(概して、後発開発途上国とイスラーム諸国に多く見られます)を対象として研究を行っています。出生と死亡に影響を与える社会経済的要因や政策などが中心的なテーマです。

 次に、異文化の接触地帯の研究ですが、このトピックスについては、文化学科で専門のゼミや講義を担当し、学生諸君の卒業論文の指導を行うなかで身近になってきた分野といえるかもしれません。過去7回、インナーモンゴリア・香港・回民・哈尔滨・广州・西安についてご紹介してまいりましたが、今回は北運河と南運河の合流点である天津(ティエンジン)についてご紹介いたします。

2021年4月2日金曜日

令和3年度 文化学科新入生指導懇談会のお知らせ(4月8日)

 文化学科の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。入学したてで大変な時期かと思いますが、新入生の皆さんにお知らせがあります。

4月8日(木)に、文化学科の新入生指導懇談会を開催します。新入生と学科の教員の顔合わせと簡単な紹介を行いますので、新しく文化学科に来られた学生の方は必ず出席してください。


日時:2021年4月8日(木)13時より

場所:8号館832教室

※所要時間は40分ほどです

※座席は指定席となっています、学籍番号順にお座りください


式次第

1)学科主任挨拶

2)教員紹介

3)新入生紹介

4)その他