2021年4月27日火曜日

竹花洋佑 准教授

 



□竹花洋佑先生のブログ記事


□竹花洋佑先生の授業紹介



教員一覧に戻る

□研究室 : 文系センター棟7階 722号室

□専門分野 : 近代日本哲学 (→哲学・倫理学って?)

□現在の研究テーマ:
 西田幾多郎・田辺元を中心とした「京都学派」の哲学の研究。近代日本哲学における論理の問題。文化・歴史の哲学的考察。
 
□教育研究活動:
 「京都学派」の哲学あるいは近代日本哲学といえば、西田幾多郎が有名ですが、これまで田辺元の思想に軸足を置いて研究してきました。近著には、『渦動する象徴-田辺哲学のダイナミズム』(杉村靖彦・田口茂・竹花洋佑編、晃洋書房、2021年)があります。最近は戦後の田辺哲学の研究に力を注いでおり、難解なため敬遠されがちな田辺の哲学の全貌とその可能性を掘り起こしたいと思っています。近代の日本が西洋哲学をどのように受け入れたのかという問題を論理という視点から考察する研究もしています。さらに、文化哲学・歴史哲学という領域にも関心があります。三木清や和辻哲郎などの日本の哲学者や、ヘーゲル、ハイデガー、ベンヤミン、アガンベンなどの西洋の哲学者の思想を手掛かりに、文化とは何か・歴史とは何かという問いに迫っていきたいと考えています。
 
□担当科目(2021年度):
哲学AB、日本の思想、思想文化文献講読Ⅲ、基礎演習Ⅰ・Ⅱ、文化学演習Ⅲ・


□提供できる模擬講義
「日本に哲学は存在するのか」
「日本語と哲学」
「京都学派の哲学」
など



□受験生へのメッセージ:
 「哲学」という言葉を聞いて何をイメージしますか? 高校で世界史あるいは倫理の授業をとっていた人は、ソクラテスやプラトン、あるいはデカルトやカントといった人物を思い浮かべるのではないでしょうか? でも、近代の日本にも哲学者と呼ばれる人はいるのです。西田幾多郎や和辻哲郎といった名前、聞いたことありませんか? 日本人も結構「哲学」していて、彼らの思想は海外でも注目されています。日本の哲学のいいところはなんといっても日本語で書かれていること(難しいけど)! 日本哲学を勉強することは、日本語で思考するとはどういうことかという大事な問題を問い直すことにつながります。興味のある方はぜひとも扉を叩いてみて下さい。

□卒業論文について
 西田幾多郎や九鬼周造、和辻哲郎といった、近代日本の哲学者について卒論を書いてみたいという方の指導はもちろん可能です。有名どころの哲学者が対象でなくても、広い意味で近現代の日本思想にかかわるテーマであるならば、基本的に引き受けたいと考えております。あるいは、「日本文化」「日本人」という問題を近代以降の思想を手掛かりに掘り下げてみたいと考えている方も歓迎です。また、実在、自己、他者、死といった哲学的テーマを、近代日本の哲学者の思想を手掛かりに考察することも可能です。









0 件のコメント:

コメントを投稿