2016年7月27日水曜日

卒業論文相談会の開催について

卒業論文相談会の開催について
(LC14台/3年生対象)


 文化学科では、10月上旬の「卒業論文指導願」提出期限に先立ち、3年生を対象に卒業論文の相談会を開催します。個々の教員に個別具体的な相談ができる貴重な場です。卒業論文を書くかどうか迷っている人も、是非とも足を運んでみましょう。
 また、この相談会に先立ち、夏休み期間に、自分の研究テーマについて本を読んだり資料を集めたりといった具体的作業を進めておくことも推奨します。


■日時:2016年9月21日(水)16:30~18:00
■場所:文系センター15階 第5会議室

 *『2016年度版 文化学科教員紹介』を持参してください


 なお、卒論相談会に出ないと指導が受けられないということではありません。

 教員とオフィス・アワーやeメール等を利用して、積極的にコンタクトをとり、テーマを決定して10月3日(月)~10月14日(金)に人文学部事務室宛に「卒業論文指導願」を提出してください。

 卒業論文を書くにあたっての具体的手続は、『2016 年度版 文化学科教員紹介』の24-31頁「卒業論文を書くために」を参照してください。

 下記の卒業論文関係の学科ブログ記事もよい参考になります。

平成27年度提出の卒業論文題目一覧
平成27年度卒業論文発表会に参加して(LC13台 佐野主季くん)
平成27年度卒業論文発表会
卒業論文発表会のお知らせ
卒業論文

教務・入試連絡委員 大上 渉・小笠原 史樹

2016年7月14日木曜日

熊本地震被災地で足湯ボランティアに参加して

 今年度4回目の学生記事をお届けします。LC14台の三重野春菜さんと西江友希さんが本多康生先生と参加した、熊本地震被災地の西原村での足湯ボランティアについて報告してくれました。本多先生のご報告「 熊本地震被災地の西原村で学生達と足湯ボランティアに従事して 」もぜひご覧下さい。


足湯ボランティアについて

LC14台 三重野春菜

 5月21日の土曜日、私は熊本県の西原村へ足湯ボランティアに行ってきました。西原村は4月16日の熊本地震により、大きな被害を受けた地域の一つでした。文化学科の本多先生の呼びかけにより、学部も学科も違う11名の学生が集まり、朝7時10分に西原村へ出発しました。

 西原村に着いたのは午前9時半でした。そこで被災地NGO協働センターの増島さんと合流し、足湯の仕方を教えていただきました。足湯ボランティアの主な目的は、被災地の方々にリラックスしていただくことと“つぶやき”を聞き取ることでした。被災者は相談したくてもしにくい状況にあるため、辛いことも溜め込んでしまうことがあるそうです。そういったことを私たちボランティアが聞き取り、行政に相談することにより被災者と行政をつなぎ復興に役立てるという役割があるそうです。

 10時からは2チームに分かれ足湯提供に移りました。私たちのチームは避難所を2ヶ所回ったのですが、どちらの避難所もいらっしゃるのはお年寄りと子供たちばかりで、多くの方々は家の片付けや畑など外に出かけているようでした。

 足湯を行っている中で、皆さんが話してくださるのは西原村の良いところや、私たちボランティアに対するお礼などが多かったのですが、その一方で地震が起きた時の様子や長期の避難所での生活の不安や大変さを教えてくださる方もいらっしゃいました。

 実際に被災地に行って話を聞き感じたことは、皆さん長期の避難所での生活に疲れてきていることや、家が崩れ今後の生活に不安を持っていることでした。地震からすでに1ヶ月経っていますが、今後も復興にはまだまだ時間がかかるそうです。また今後被災地では緊急的な物資の支援から精神的、身体的な支援へと移り変わっていくのだろうと感じました。その中で大学生の私たちがいま精一杯できる支援として、今後も足湯ボランティアを続けていきたいと思いました。



足湯ボランティアに参加して

LC14台 西江友希

 5月21日(土)早朝6時50分という少し早い時間に総勢11名の学生と教員が集まりました。4月の震災で被害を受けた熊本の西原村への足湯ボランティアに参加するためです。1日の流れとして、まず9時半に西原村災害ボランティアセンターに到着し、足湯講習を受けました。その後2班に分かれて足湯提供を行うことになり、私は河原小学校避難所へ行きました。河原小学校避難所には、131名の被災者が避難をしていました(5月19日20時現在)。私はこのようなボランティアに参加するのは初めてで、うまく足湯提供ができるか少し不安でした。


 ここで、足湯の効果について少し触れたいと思います。まず足湯とは被災者の方に足を湯につけてもらいながら向き合って手をとり、さすり、そしてお話を聴きます。こうして被災者の苦しみや悲しみに寄り添い、こころの苦しみを聴き取り、それを被災者の『つぶやき』として受けとめることで、心身ともにリラックスしていただくことができます。

 河原小学校に到着して最初に感じたことは、集団生活におけるプライバシーの無さでした。個々のスペースの仕切りは想像していたよりもはるかに低く、普通に歩くだけで中が丸見えの状態でした。避難してしばらくはその仕切りすらもなかったそうです。わたしは河原小学校で4人の被災者に足湯を提供させていただいたのですが、やはり「集団生活はルールも多いし、言いたいことも言えなくてストレスが溜まる」という声を多く聴きました。中には、「実際には揺れていないのに揺れているような感覚がして怖くてなかなか夜眠れないんだよ」という声もありました。笑顔でお話をしていても、地震の話になると顔がこわばっていて、とても怖かったんだなということを感じさせられました。足湯が終わった後は皆さんに笑顔で「ありがとう、気持ちよかったよ」と言ってもらえて、お話を聴くことしかできなかったけど少しは力になれたのかなと思い、嬉しく思いました。

 今回の足湯ボランティアで、テレビで見るのとは違う被災者の生の声を聴くことができ、わたしたちにできることはなんだろうということを深く考えさせられました。支援者の一方的な支援の押し付けになるのではなく、被災者の声を聴きながら被災者の望む、本当に必要な支援をしていくことが大切だと実感でき、とてもためになりました。これからも何らかの形で関わりながら応援していきたいです。



2016年7月5日火曜日

平成28年度LCガイダンスゼミナールのお知らせ

夏休み終了後の9月17日土曜日、一年生を対象とするLCガイダンスゼミナールが開催されます。

このゼミナールは文化学科の新入生に、自分たちがこれからの4年間、「文化学科で何を、いかに学ぶか」を実際に体感してもらうための催しです。例年、入学直後の4月に開催されていますが、今年度は地震の影響を考慮して延期し、後期の授業開始直後に行います。

前期を終えた一年生は、既に基礎演習Ⅰで基本的なアカデミック・スキルズを身につけ、さらに文化学基礎論や共通教育科目で様々な知識を吸収し始めています。今回のゼミナールで一年生に求められるのは、そのような前期の学習成果を大いに発揮することです。

また、より多くの教員が冒頭の講義で登壇するように、4月開催時のプログラムを一部変更しました。文化学科は「文化の多角的・総合的理解」を学科の理念にしています。文化学科での学習を通して得られるのは、一つの専門分野だけに狭く閉じこもらず、複数の視点から深く物事を捉えていく能力です。当初のプログラムでは二名の教員のみが登壇する予定でしたが、今回は、哲学・倫理学・宗教学・美術史・文化人類学を専門とする六名の教員が登壇し、各分野から一つのテーマにアプローチします。それぞれの視点によって物事の見え方がどのように変わるのかを参加者に体験してもらい、その体験を通して、後期の初めに改めて「文化学科で何を、いかに学ぶか」を確認してもらうことが、今年度のゼミナールの目的です。

テーマは4月と同じく「文化学科で考える『しあわせ』」です。このテーマについて、まず髙岡先生が文化人類学の視点から、次に文化学基礎論担当の教員たちが哲学・倫理学・宗教学・美術史の視点から講義をします。その後、先生方から出された課題に、一年生がグループに分かれて取り組みます。最後に各グループの成果を発表してもらい、参加者全員で議論します。

  日時 2016年9月17日(土)9:00-17:30(8:50開場)
  会場 中央図書館1階多目的ホール

  【午前の部】
   09:00 開会、趣旨説明
   09:10 講義① 髙岡弘幸先生 「幸福をテーマにテレビ番組をつくってみよう」
   09:45 講義② 文化学基礎論担当教員 「最も幸せな人生とはどのようなものか?」
        (小林信行先生、植野健造先生、平井靖史先生、小笠原史樹先生、林誓雄先生)
   10:20 グループ作業に関する説明
    (休憩10分)
   10:35 グループ作業①=課題をめぐる調査、議論、発表準備
    (適宜、昼休み)

  【午後の部】
   12:30 グループ作業②=課題をめぐる調査、議論、発表準備
   14:30 グループ別発表① 15分(発表10分、質疑応答5分)×4
    (休憩15分)
   15:45 グループ別発表② 15分(発表10分、質疑応答5分)×4
   16:45 全体討論
   17:30 閉会

当日は、必ず学生証と筆記用具を持参して下さい。

2016年6月22日水曜日

豊前坊院天宮寺訪問(LC14台 大神万喜子さん)

今年度3回目の学生記事をお届けします。LC14台の大神万喜子さんが白川琢磨先生のゼミ研修で訪れた豊前坊院天宮寺について報告してくれました。

豊前坊院天宮寺訪問

LC14台 大神万喜子

 こんにちは。文化学科3年の大神です。今回は私の所属する白川ゼミでの豊前坊院天宮寺 (英彦山)の訪問についてお伝えします。

 5月22日の日曜日、白川先生とゼミ生の8名で福岡県田川郡添田町大字英彦山にある豊前坊院天宮寺を訪れました。英彦山への道すがら、白川先生の学生時代の恩師についてのお話や英彦山(ひこさん)の名の由来などを聞きながら、途中休憩をはさんで11時前に英彦山へ到着しました。今回訪れた英彦山は登山者の間でも有名で、北岳・中岳・南岳の3つの峰からなる山です。その中央に位置する中岳には、山頂から上宮、中宮、下宮が並んでいて、下宮のすぐ下には今年で再建400年を迎える奉幣殿(ほうへいでん)が建っています。


 私たちは、その中で最も里に近い下宮で11時から行われた神前読経に参加しました。私たち以外にも、以前に修験道の行者であった方や、修行をされている4人グループの女性達、女性のシャーマンの方など様々な方々が参加されていました。
 

 
 いよいよ始まった神前読経では、ゼミでも唱えている般若心経を21回、不動真言を50回以上唱え、さらに初めて光明真言を聞くなど厳粛な空気が漂う中で、はじめは間違えないよう必死についていくのがやっとでした。しかし真言を唱えることに慣れてくると声を出すことによって開放感を感じるようになり、大勢での読経による独特の雰囲気の中で、最後は無心になって唱えていたような気がします。

 

 神前読経の後は、参加されていた方々と一緒にお昼を食べながら、和やかな交流を楽しみました。その中で今回参加されていた女性のシャーマンである松尾さんからは、シャーマンのお仕事で、安産祈願や縁結びなど様々な相談を受けることや、中でも印象に残っている相談者の方のことなど、とても興味深いお話をうかがうことができました。


  今回の神前読経に参加して、自分の知っている世界を広げることができたのは大きな収穫だと思います。知っているつもりのことも、実際に体験することとは全然違います。授業の中でよく耳にする「シャーマン」という職業のことも、どんな人がどんな仕事をしているのか、読経に参加しなければ、会って話をきく機会もないまま漠然としたイメージを抱えるだけでした。皆さんもぜひ在学中に、ゼミやサークルなど様々なところで行われるイベントに参加して、色んな人と会って話をして、自分の世界を広げてみてください。

2016年6月16日木曜日

ゼミ研修旅行で長崎の博物館と美術館を見学

「教員記事」をお届けします。2016年度第5回目は、植野健造先生です。


ゼミ研修旅行で長崎の博物館と美術館を見学     

                          文化学科 植野健造 (美術史

 日本美術史、博物館学担当教員の植野です。今年もゼミ旅行の報告をさせていただきます。

 私のゼミでは、浦上雅司先生(西洋美術史)のゼミと合同で前期と後期に1回ずつ日帰りで、美術館や寺院や文化財などを見学する貸し切りバス見学研修旅行を行っています。今年は、先日6月11日(土)、教員2名、学生35名の総勢37名で長崎市に行きました。

 4月の学期開始時点では、熊本県立美術館と熊本市現代美術館の見学を計画し、4月14日、16日の地震発生以後も行けることを願っていましたが、余震や両美術館の状況を考慮すると断念せざるをえず、長崎に変更したという経緯があります。

 朝9時に大学を出発し、午前中は長崎歴史文化博物館で16世紀西洋との出会い以降の長崎の歴史をたどる「歴史文化ゾーン」の常設展示を学生2班に分かれ、ボランティアスタッフの方の丁寧な説明を受けながら鑑賞しました。午後は長崎県美術館で「風と水の彫刻家 新宮普の宇宙船」と題した現代美術の企画展、同館のスペイン美術を核としたコレクション展示、さらには収蔵庫前室などのバックヤードまで、学芸員の方の2時間近くに及ぶフルバージョンのギャラリーツアーで多くのことを学ぶことができました。

長崎県美術館(1) 1階ロビーにて
長崎県美術館(2) 企画展「新宮普 展」会場にて

 2005年に開館した長崎県美術館の建物は、株式会社日本設計と隈研吾氏によるものです。2020年の東京オリンピックのメイン会場となる新国立競技場の設計は、再検討の結果、隈研吾氏のチームによる設計となりました。美術館は運河を挟み西側と東側ふたつの棟によって構成され、外光に満ちたエントランス、心地よい風が通り抜ける回廊、水面を臨むカフェ、緑に揺れる屋上庭園、ガラス張りの外観とそれを保護するように廻らされた石のルーバーなどが特徴的な建物です。

 
長崎県美術館(3) コレクション会場にて

 この日は汗ばむような晴天でしたが、屋上庭園からは長崎港を挟んだ対岸に、昨年2015年にユネスコの世界遺産リストに登録された「明治日本の産業革命遺産」の構成資産の一つである、三菱重工業長崎造船場の稼働遺産、ハンマーヘッド型起重機(ジャイアント・カンチレバークレーン)の雄姿が望まれました。


 記録として、2015年度後期の見学について書きとどめておきます。

 2015年11月14日(土)
  山口県防府市・毛利博物館「特別展 国宝」、
  山口県立美術館特別展「ドラッカー・コレクション 珠玉の水墨画」展を見学。

*画像はいずれも長崎県美術館にて 学芸員さんの説明を受けながら鑑賞(2016年6月11日(土))
 撮影:植野健造






2016年6月11日土曜日

平成28年度 新入生歓迎会が行われました

 当初の予定より2ヶ月ほど遅くなりましたが、6月10日(金)、文系センター棟16階スカイラウンジを会場に、平成28年度の新入生歓迎会が行われました。文化学科主任の平兮元章先生の挨拶で会が始まり、例年以上に賑やかで楽しい歓談の輪が広がりました。


2016年6月5日日曜日

福岡大学バス通学に関するあれこれ(LC15台 園田祐紀さん)

今年度2回目の学生記事をお届けします。LC15台の園田祐紀さんがバスを利用した福岡大学への通学について紹介してくれました。


福岡大学バス通学に関するあれこれ

LC15台 園田祐紀

 こんにちは、文化学科2年生の園田です。今回は福大への通学に使えるバス路線の特徴や利便性、確実に座るためのコツ、そしてバス通学の楽しみについて、バスマニアである私の視点で紹介したいと思います。

1.福大周辺のバス停を知る

 まずは福大周辺のバス停事情から。

 「福大」と名の付くバス停は「福大前」、「福大正門前」、「福大薬学部前」、「福大第二記念会堂前」、「福大病院」と全部で5つあります。これにより、目的の教室により近いバス停を選ぶことができます。また、この5つのバス停全てに博多・天神地区からの直通便が出ているのも魅力的です。

※各バス停の情報は、下記URLの「最寄の地下鉄出口・バス停」の項目をご覧ください。
  http://www.fukuoka-u.ac.jp/help/map/


2.主要な地区からの福大までのバスアクセス

 ここからは、博多駅・天神から福大周辺までのバス路線を紹介します。

~博多駅地区から~

 JR鹿児島本線や山陽新幹線などが発着する九州最大級のJRの駅、博多。この駅を利用する福大生も多いのではないでしょうか? もちろんここから福大に行くバスが走っています。地下鉄で博多から福大前まで行くのは乗り換えが必要になりますが、バスだと乗り換えなしで一直線! バスに不慣れでも安心です。
博多駅にて16番福大前経由片江行き

 博多駅から福大へは16番がメインとなっています。福大周辺では「福大前」に停まります。ラッシュアワーにかかる朝7時台後半から8時台にかけては概ね8~10分ごと、日中でも約15分ごとに運行されており、利便性が非常に高いです。博多駅での乗り場はJR博多駅の博多口を出て真っすぐ行った場所にある「駅前Aのりば」です。博多駅から福大前までの所要時間は約40分です。

 また、16番は西鉄天神大牟田線の薬院駅を経由するので、西鉄電車と合わせて県南部(二日市・久留米・柳川・大牟田)からも福大にアクセスしやすくなっています。薬院駅から福大前までは約30分です。
114番の片江営業所行き

 ただし、16番の沿線には多くの企業や学校があり、朝ラッシュ時はとても混雑してしいます。満員で乗り切れないこともあるので時間に余裕を持って利用しましょう。

 16番が「福大前」に行く一方、博多駅に隣接する博多バスターミナル1階4番乗り場からは114番が出ており、こちらは「福大薬学部前」「福大病院」「福大第二記念会堂前」に停まるため、学内の西側のエリアに行きやすくなります。一日を通して約20分間隔で走っており、気軽に利用することが」できます。行先は「片江営業所」「早良営業所」「西油山ハイツ」の3つがありますが、全て上記3つのバス停に停車します。博多駅から福大病院までの所要時間は約40分です。昼間は乗客が少なめなので、ゆったり座って行きたい方にはお薦めです。

~天神地区から~

 次は天神地区からのバスを紹介します。

天神協和ビル前バス乗り場
福岡パルコから明治通沿いを
大名方面に約150mです
天神は九州一の繁華街で、市内または九州島内各地から多くの人が集まり、活気に満ち溢れています。そのため福岡市内各地から天神に直通するバスが多数運行されています。天神はバスの方面ごとに乗り場が細分化され、乗り換えがしやすい工夫がなされています。もちろん天神からも福大へ行くバスが運行されており、市内のあらゆる地域から乗り換え1回だけで福大にアクセスできるようになっています。自分の家の近くから天神に行くバスが運行されているかチェックしてみましょう。

 天神から福大へは12番が走っています。行先は「片江営業所」「桧原営業所」「福大病院」行きがありますが、博多駅からの16番と同じく全てが「福大前」に停まります(一部は福大正門前・福大病院にも停車する)。天神での乗り場は明治通沿いの「天神協和ビル前」というバス停です。1日を通して約10分間隔で運行されており、気軽に利用できるダイヤになっています。天神から福大前までの所要時間は約30分です。

12番 片江営業所行き
12番は途中で国体道路を通りますが、交通量が多い割に道幅が狭いので日常的に渋滞しがちな状況です。特に11月下旬~1月下旬にかけては普段以上に混雑する傾向があるため、天神~福大の所要時間が50分ほど掛かることもよくあります。その点は注意しましょう。

 天神から福大病院などの西側エリアにアクセスする際は、12番と同じ「天神協和ビル前」バス停から140番に乗ると便利です。博多駅発の114番と同じく「福大薬学部前」「福大病院」「福大第二記念会堂前」に停車します。おおむね1時間に1本運行されており、天神から福大病院までの所要時間は約40分です。

~通学はスピーディに! 急行バス「エコルライナー」~

博多駅前にてエコルライナー

 これまでに紹介したバスはルート上の全てのバス停に停車する、いわゆる「各駅停車」のバスでしたが、あくまで目的は大学に行くことなのでもっとスイスイ行きたい!という方も多いことでしょう。

 そこで便利なのが急行バス「エコルライナー」です。朝ラッシュ時を中心に運行され、停車するバス停を最小限に抑えた早くて便利なバスです。もちろん「エコルライナー」は博多駅・天神両方から運行されています。
エコルライナーの行先表示
(上 博多駅前、下 天神)

 博多駅からの「エコルライナー」は、16番と同じ「駅前Aのりば」から発車します。7~8時台にかけて6本が運行され、渡辺通一丁目・薬院駅・六本松・中村大学・福大薬学部前・福大正門前のみに停車します。16番と同様に薬院駅に停まるため、西鉄電車と組み合わせて使用することができます。博多駅から福大までの所要時間は約30分です。

 天神からは12番と同じ「天神協和ビル前」から8:04発、8:20発、8:24発の3本が運行され、赤坂門・赤坂二丁目・六本松・中村大学・福大薬学部前・福大正門前に停車します。天神から福大正門前までの所要時間はなんと約20分。地下鉄とほぼ互角です!

 天神発のエコルライナーは、あまり知名度が高くないのか結構座席が空いています。実際に筆者も週に2回このバスを使って通学していますが、バスが出る間際に来ても余裕で座ることができます。早くて座れるバス、これはかなり魅力的ではないでしょうか?

3.バス通学に便利な定期券

 交通機関を使い通学するにあたって欠かせないものが「定期券」。福大にバスで通学する際は西鉄バスを使うことになります。そこで、「エコルカード」の出番です。西鉄が発行している学生向けの定期券で、福岡市内とその周辺の幅広い地域で使用できます。通学だけでなくバイトの通勤や休日のお出かけにも使うことができ、とても便利です。期限内なら何回乗り降りしても追加料金はかからないので、もしバスを乗り間違えた時やお金を忘れた時でも安心です。

 天神や博多駅の定期券売り場でも購入できますが、福大前バス停にも定期券売り場が併設されています。エコルカードについて分からないことがあったらここに聞きましょう。ただし、福大前定期券売り場の営業日は月ごとに変わるので、定期券売り場の掲示を確認してください。

 バス通学の最も良い点は、様々な景色を見ることができる点だと思っています。地下鉄はずっとトンネルの中ですが、バスは地上の風景が楽しめ、四季を感じることができます。バスは一般の自家用車より車高が高いため、見慣れた風景をいつもとは違う視点で見ることが出来ます。視点が変わることで、新たな発見があるかもしれません。沿線で気になるお店を見つけたら、ふらっと途中下車してみるのも楽しいでしょう。バス通学を通して皆さんが少しでもバスに興味を持っていただけたら嬉しいです。

 以上で福大に関するバスの話を終わりたいと思います。拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。


参考文献など

・西鉄くらしネット http://www.nishitetsu.jp/
・にしてつ時刻表 http://jik.nishitetsu.jp/
・黒田茂夫(2015) 『スーパーマップル九州道路地図』 昭文社
・福岡都市圏西鉄バス路線図 (2015年4月 西日本鉄道発行)

※画像はすべて筆者が撮影