2018年6月13日水曜日

ビュールレコレクション展(浦上雅司先生)

平成30年度第4回目の「教員記事」をお届けします。 西洋美術史の浦上雅司先生です。オススメの展覧会の情報について、ご寄稿いただきました。



ビュールレコレクション展


浦上雅史(美術史

現在、太宰府にある九州国立博物館では、「ビュールレコレクション展」が開催中です(7月16日まで)。「至上の印象派展」と副題にあるように、印象派の優品が多く展示されています。主催者が目玉作品として推奨するのは、ポスターにもあるルノワールが描いた8歳の子どもの肖像画ですが、それだけでなく、モネの大作《睡蓮》やゴッホの《マロニエ》、セザンヌの《赤いチョッキの少年》など、それぞれの画家の特徴が良く出た作品が並んでいます。セザンヌでは最初期の《聖アントニウスの誘惑》など珍しい作品も並んでいます。
わたし(浦上)は、植野先生と一緒にゼミの学生を連れて6月9日の土曜日に訪れましたが、週末にもかかわらずさほど混んでおらず落ち着いてユックリ鑑賞できました。お勧めの展覧会です。ビュールレコレクションはスイスのチューリッヒにあり、この機会を逃すとまず見ることはできないような作品が多くあります。機会があればゼヒ訪れてみてください。
 ちなみに、常設展(文化交流展示)には、16世紀から17世紀初頭にかけての南蛮美術の展示があり、これも興味深いものです。ビュールレ展を見れば、こちらのチケットも着いてきますから、これもお見逃し無く!
(6月13日)

□浦上先生のブログ記事

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