2014年8月6日水曜日

授業紹介:平井ゼミ(LC12 緒方優輝くん)

学生さんによる記事です。平井ゼミの緒方優輝くんによる「共同執筆論文」体験記です。


皆さん初めまして、LC12台の緒方優輝と申します。
今回は縁あって学生ブログの記事を書かせていただきます。


 自分は今年から、文化学演習III(ゼミ形式の講義になります)にて、平井靖史先生の下で哲学について学んでいます。

 皆さんは哲学というと、難しそうで近寄りづらい……と思われている方も多いと思います(正直自分もそうでした)。しかし中身は、自分でテーマについて考えて、自分の答えを出せる、とても自由な学問になっています。これまで敬遠してきた方も、一度哲学に触れてみると、考え方が変わるかもしれません。……いきなりの哲学への勧誘まがいはこのあたりでやめておいて本題に入りたいと思います。


 自分の所属しているゼミでは前期で3人の哲学者、デカルトとスピノザ、ベルクソンについて勉強をしてきたのですが今回の期末課題にて、ゼミを3チームに分けてそれぞれの哲学者についての論文を1本まとめて書くという活動を行いました。

 自分のチームでは、スピノザという哲学者の「永遠」という言葉の考え方についての論文を執筆することになり、スピノザが執筆した本や、スピノザについて書いてある論文を数点読んだりと、準備を進めていきました。

 自分は今まで課題として出されたレポートは個人で執筆するものだったので、もちろん全て1人で調べて書いていました。それがチームとなると、1人で書くのとは違い、自分で考えたことを他人に理解されるように伝えたり、論文の内容も皆で納得した上で書かなければならなかったりと、協力して何かを作り上げることの難しさを感じました。

 しかしそれと同時に、自分では気がつかなかった部分を他の人が発言することで気づくことができ、それを元にもう一度考えると前よりもいい意見になったりということもあり、うまく連携がとれると1人で書くよりもより良いものが書けることを学びました。

 全員の意見を取り入れつつ論文を書き上げるのは苦労しましたが、なんとか論文は完成し、提出日に間に合わせることができました。先生にレポートを提出するのは自分の担当だったのですが、レポート投函口にレポートを入れる瞬間、1人で作り上げた時の達成感とは比べ物にならない達成感を味わうことができ、これまでしたことがなかったけれど、やれば出来るんだなと感じました。こういう体験は、大学ならではの活動でしか味わうことの出来ないものなのだろうなと思います。


 大学生活でしかできない経験は社会人になってからも活きてくるものだと思うので、是非皆さんも自分の興味のあることを見つけて、それにたくさん触れてみてください。自分の知らなかったことをたくさん学べて、これからの生活が良いものになっていくと思います。


LC12台 緒方優輝

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