先日行われた
卒業論文発表会について、現3年生(LC13台)である佐野主季くんが記事を書いてくれました。今年度からはじまったポスター発表も含めて、先輩たちの卒業論文は彼の目にどのように映ったのでしょうか。
平成27年度卒業論文発表会に参加して
LC13台 佐野主季くん
1月28日、文化学科の卒業論文発表大会があり、足を運びました。前年度に続けて2度目の参加です。今年度は口頭発表だけでなく、ポスター発表セッションが加わり、一日中先輩方の集大成を聞くことができて嬉しく感じました。
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初めの口頭発表では、3人の先輩方が発表してくださいました。内容は、いずれも高度であり、哲学をもとにした卒業論文であったため、理解に及ぶのがやっとでした。質問を考えることまで頭が回らなかったことが悔しくあります。面白いと感じたのは、同じ哲学領域の発表であるのに、正反対の主張をしていたことです。質疑の時間に、議論を重ねる先輩方の姿を見ていましたが、どちらも理論がしっかりと組み立てられていて、素晴らしいなと感じました。哲学3本だてでも飽きることがなかったのは、それだけの工夫を凝らしていた証拠です。さすが文化学科で学んできた4年生です。
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そして、新しく導入されたポスター発表セッションです。私は、部活だったり、ゼミであったり、主にお世話になった先輩方の発表を中心に聞いてまわりました。はじめに足を運んだのは、心理学の腐ったリンゴ効果を取り上げたものです。健康なリンゴの中に腐ったリンゴをいれるだけで、伝染してまわりが腐っていきます。それを社会に置き換えて、やる気のない人がある一定の集団の中にいたら、どれほどの影響力があるのか?あるひとつの結論としては、多大な影響力を持っているということです。私の身近なことに置き換えて考えてみたところ、たしかにそういったことが見られました。例えば、複数人で一緒にテスト勉強をしていて、ひとりやる気がなくなると、まわりの人もやる気をそがれていくといったものです。卒業論文執筆活動に置き換えると、ひとりの脱落が多くの人に影響を及ぼすことになるかもしれません。3年生の方々、一緒に最後まで頑張りましょう。
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他にも、コモンズの話や、リーダー論、SNSと犯罪の関係など多くの発表を見ることが出来ました。それだけなく、何十もの先輩方の集大成を身近に感じることが出来て、本当に刺激になりました。帰りに友達数人で話していても、「よかった」「自分たちも頑張らなきゃ」と充実の時間であったことは間違いありません。欲をいえば、スペースがもう少し広ければいいなと感じることもありましたが、それでも大満足です。
来年度の発表形式がいかなるものになるかは分かりませんが、精いっぱい頑張って納得のいくものを作り上げていこうと思います。
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