2017年9月24日日曜日

文化学科で教師を目指そう(LC16台 白山愛永さん)

 今年度第8回目の学生記事をお届けします。教師を目指す文化学科2年生の白山愛永さんが文化学科における教職課程の履修について紹介してくれました。


文化学科で教師を目指そう
LC16台 白山愛永

 人文学部文化学科に所属している2年の白山です。私は高校の時から教師になりたいと考えていました。私が教師になろうと思った理由は、中学3年生の時の担任の先生への憧れです。先生の授業は丁寧で分かりやすく、生徒一人一人をしっかり見て、進路指導でも様々な進路を提案してくださいました。その先生の影響で、私も担任のクラスだけでなく、学年全体を見られるような教師になりたいと思いました。そこで、文化学科に入学後に、教職課程を履修しました。

 福岡大学では主に中学校教諭、高等学校教諭、養護教諭免許状の免許を取得することが出来ます。私はその中でも中学教諭、高等学校教諭の免許状を取得しようとしています。文化学科では中学社会と高等学校地理歴史・公民の教諭になることが出来ます。

1年次  4月 教職課程ガイダンス・履修開始
教職課程受講料を納入
2年次  1月 介護等体験申し込み(中学のみ)
3年次  6月
 6月以降
教育実習申込み
介護等体験(中学のみ)
4年次  5月以降
 9月
 3月
教育実習
教員免許状申請
卒業・教員免許状取得

 文化学科で教職を履修することの利点は、ほかの学科と違い、様々な分野から様々な知識を得られることです。文化学科には心理学や社会学・美術史・哲学・宗教学・文化人類学・民俗学・地理学といった分野に分かれており、3年次には専攻するゼミを決めて追及していきます。一つの意見や見方に捉われることがなくその各分野ごとの考え方があり、学んでいてとても面白いです。教師になる上で社会科関連の勉強をだけをしていけばいいかというとそうでもないですし、歴史を学ぶ上で、ただ単にその時代の背景を教科書や本で知るだけでなく、宗教から歴史を知ることもあれば美術から学ぶこともあります。この学科では自分の目の前にあるどんな分野においても、自分から何かを学びを得ようとする力を身に着けることができると思います。

 教職課程では各分野で以下の必要な単位数を取得しなければなりません。
①教育職員免許法施行規則第66条の6に定める科目
②教職に関する科目
③教職又は教職に関する科目
④教科に関する科目

 ①では例えば日本国憲法や体育、外国語コミュニケーション、情報機器操作などの学部においても教師になるにあたって必ず必要な科目です。②では1年次では教育概論や教育言論教育心理学など教育に携わっていく中で必要な科目を学びます。③では教育福祉論や教育行政学など様々な分野の教育について学びます。また、今後道徳が教科として取り入れられていこうとしている中で道徳教育論は必修科目となっています。④では各免許を取得しようとしている教科専門の科目です。例えば社会の先生になりたいなら、一般教養科目である外国史通論や日本史通論、専門教育科目である人文地理学や地誌学は必修科目になります。学年ごとにとれる科目が決まっていますから、1年の時から全部履修できるわけではありません。このように必要となる単位は自分の卒業単位とは関係なく履修するものが多いですが、少しでも教育関係に興味がある方は是非取るべきだと思います。1年次から計画的に履修していけば自分のペースでゆっくり前に進んでいくこともできます。

 また私はボランティアサークルに所属しています。サークルの活動では子供たちとかかわることが多く、長期休みに子供たちに勉強を教えることもあります。このような活動の中で子供たちや親御さん、その施設の利用者さんから学ぶことは多くあり、刺激を受けています。この経験が将来の自分の糧になればいいなと思っています。


 文化学科は新しい自分を発見できる機会が多くある学科だと思っています。一つの学びだけでなく様々なことに目を向け、挑戦していきたいと思う方は是非文化学科を選んでみませんか?

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