2018年8月5日日曜日

オープンキャンパス2018が開催されました。

福岡大学オープンキャンパス2018が、8月4日(土)に開催されました。

 文化学科関連では、「文化学科で考える〈供養〉」として、中村未来先生の模擬講義「中国思想にみる永遠の命」、 中村亮先生の模擬講義「供養の比較文化」に計200名近い多くの方々が聴講に来てくださいました。

 また、教員・在学生による個別相談も例年以上に盛況で、熱心なご相談、ご質問を数多くいただきました。

 模擬講義を担当してくださった先生方、教員スタッフ、学生スタッフの皆さん、そして何よりも文化学科を訪れてくださった高校生、保護者の皆さんに心よりお礼申し上げます。

 (写真-1:文化学科の個別相談会場・模擬講義会場の様子など)


(写真-2:最後は日本語日本文学科の皆さんとともに)


2018年7月28日土曜日

平成30年度 オープンキャンパスのご案内

 今年度オープン・キャンパスの文化学科関係のお知らせです。
 文化学科の模擬講義、個別相談には右のポスターを目印にどうぞ。たくさんのご来場をお待ちしています。


◆模擬講義「文化学科で考える<供養>」

 会場  8号館3階 835教室

1)「中国思想にみる永遠の命」
  講師  中村未来 先生
  時間  11:30 ~ 12:10

2)「供養の比較文化」
  講師  中村亮 先生
  時間  14:00 ~ 14:40


◆教員・在学生による個別相談
  会場  A棟6階 A615 教室
  時間  10:00 ~ 16:00

 また、ご来場頂いた方には、各界で活躍する文化学科の卒業生や在学生を紹介した『文化学科卒業生・在学生名鑑』(2018年版)をプレゼントします。卒業生24名、在学生15名の記事に加えて、このホームページのなかから選りすぐった記事を3本(学生記事2本と教員記事1本)と、そして文化学科の行事や就職先の情報を、全編フルカラーで掲載しています。この機会に、ぜひ手に入れてください!(数に限りがあります。品切れの際はご容赦下さい。)









昨年のオープン・キャンパスの様子はこちらをご覧下さい。
オープン・キャンパス(2017年度)が開催されました

大学全体オープンキャンパスの案内はこちらをどうぞ。
オープンキャンパス:福岡大学入試課

2018年7月15日日曜日

ヨハン・トルン・プリッカーについて(落合桃子先生)

平成30年度第5回目の「教員記事」をお届けします。 西洋近現代美術史の落合桃子先生です。今回は、日本でほとんど紹介されていない芸術家のひとり、ヨハン・トルン・プリッカーについて紹介いただきました。



ヨハン・トルン・プリッカーについて

落合桃子(美術史

 西洋美術史の中には、まだ日本に本格的に紹介されていない多くの芸術家がいます。このブログ記事では、19世紀末から20世紀前半にオランダとドイツで活動したヨハン・トルン・プリッカー(Johan Thorn Prikker, 1868-1932)をご紹介します。
 プリッカーは1868年6月6日にオランダ西部、北海に面した都市デン・ハーグに生まれました。父親のヘンドリック・フィリップスは画材店を営むかたわら、壁画やガラス工芸の仕事を行っていました。プリッカーは1881年から87年まで同地の美術アカデミーで学び、画家としての活動を始めます。初期の頃は、ナビ派や新印象主義の影響が感じられる油彩画や水彩画、パステル画などを描いていました。
 1893年にベルギー・ブリュッセルの20人会(レ・ヴァン)展に出品した《許嫁》(クレラー・ミュラー美術館)はよく知られた作品の一つです。淡い水色を基調とした画面の中に、後ろ姿の花嫁が描かれており、その傍らに十字架に架けられたキリストの姿が見えています。花嫁の衣装を飾るチューリップや蘭の花のモチーフなどに、当時流行していたアール・ヌーヴォーの影響が見られます。この時期には家具やテキスタイルなどのデザインも手掛けています。
 1904年にドイツ西部のクレーフェルトに引っ越し、1914年にはドイツ国籍を取得します。この頃より壁画やステンドグラス、モザイク画を数多く制作しています。主な現存作例に、クレーフェルトのカイザー・ヴィルヘルム美術館の壁画《人生の諸段階》(1923年)やロッテルダム市庁舎「市民の間」壁画(1926/27年)などがあります。その他、デュッセルドルフやケルン、その周辺の街には、プリッカーの手掛けたステンドグラスや壁画が多く残されています。クレーフェルト、ハーゲン、ミュンヘン、デュッセルドルフ、ケルンの工芸学校や美術アカデミーで教鞭を執り、1932年5月5日、ケルンにて63年の生涯を閉じました。

 
(写真:デュッセルドルフのクンストパラスト美術館のステンドグラス、1926年設計)

 プリッカーの回顧展が2010-11年にオランダ・ロッテルダムのボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館とデュッセルドルフのクンストパラスト美術館で開催されています。いつか日本でもプリッカーの全貌が紹介される日が来ることを期待しています。

(写真:プリッカー回顧展のポスター)

2018年7月3日火曜日

文化学科での出会いと方言 (LC16台 細井奈桜子さん)

今年度3回目の学生記事をお届けします。文化学科3年生の細井奈桜子さんが、大分県出身の彼女が福岡大学で様々な他県出身者と出会う中で、特に文化の違いを感じたという「方言」に関して記してくれました。




文化学科での出会いと方言
LC16台 細井奈桜子

 皆さんこんにちは。文化学科3年の細井です。私は大分県出身で、大学入学を機に福岡県に住み始めたのですが、大学生になってからは様々な人との出会いがあり、地元では馴染みのない文化に触れることが多々あります。今回は、個人的に最も文化の差を感じた「方言」について取り上げたいと思います。

 福岡大学には2万人近い学生が在籍しており、そのうち文化学科の学生は410人です。学生は、福岡だけでなく大分、鹿児島、長崎、山口などの様々な地域から集まっています。私の友達には福岡市出身の人が多いのですが、大分とは言葉の発音や語尾が全く異なっているので、隣り合った地域でもこんなに違うのかと驚かされることがあります。たとえば、「何してるの?」は福岡では「なんしようと?」、大分では「なにしよんの?」とそれぞれ全く違う言い方になります。福岡は「~と。」や「~たい。」という語尾になることが多く、大分では「~やん。」や「~やけん。」という語尾になることが多いです。発音(訛り)も福岡、大分、鹿児島、宮崎などで全然違っていて、たまにお互いの癖が移ったりすることもあるので、3年次にもなると結構方言が混ざっていることもしばしばあります。



 また、お互いの地域で共通している方言もあって面白いです。たとえば、標準語で「物をしまう」という意味を持つ「なおす」という方言や、掃くことを意味する「(ほうきで)はわく」は主に九州地方で使われている方言で、福岡、鹿児島、大分出身の友人全員に共通していました。周りの人もみんな使っていたため、昔はそれが方言だと思っていなかった、標準語だと思っていたという話をよく聞きます。(私も昔そう思っていました...) 近年では方言を使う女子が可愛いと話題になって、「方言女子」などといった言葉が登場し、方言への注目が高まっています。『方言チャート』というサイトでは、「はい」「いいえ」の2択で方言に関する質問に答えていくだけで、自分の出身地を割り出してくれます。(私も実際にやってみましたが、見事に当たりました。↓)

 
(東京女子大学・篠崎晃一教授作成:方言チャート』 https://ssl.japanknowledge.jp/hougen/hougen47/index.php
 

 今回は九州の方言を中心に紹介しましたが、文化学科には九州以外からもたくさんの学生が集まっていて様々な人と出会うことが出来ます。また、社会学や地理学など、地域の文化に関わる学問が文化学科にはたくさんあるので、方言以外にもさまざまな地域ごとの個性を見つけて研究してみるのも面白いと思います。皆さんも、文化学科で地元だけでは出来ない出会いをしてみませんか?