2019年6月10日月曜日

長崎ゼミ旅行

「教員記事」をお届けします。本年度第三回は西洋の美術の浦上雅司先生です。


福岡大学文化学科の芸術学関係ゼミでは、毎年、春と秋の二回、合同で美術館見学会を開催しています。6月8日の土曜日には、朝9時に大学をスタートして長崎まで貸し切りバスで出かけて、世界文化遺産への登録が決まった国宝の大浦天主堂と付属のキリスト教博物館、そして長崎県美術館を見学しました。(写真参照)




















(長崎県美「バルセロナ展」で学芸員の方の説明を聞く参加者たち)

一日中、曇りで、高速道路では少し雨も降りましたが、長崎市内では降られることもなく日差しも特になくて穏やかな日和に恵まれました。
大浦天主堂では天主堂本体とキリスト教博物館を、学芸員の方に詳しく説明してもらい、潜伏キリシタンの歴史や大浦天主堂建築の特質などについて理解を深めました。長崎県美術館でも、9日まで開催されていたバルセロナ展と6月23日まで開催されている荒木十畝展をそれぞれ担当の学芸員の方に案内していただきました。長崎県美はプラド美術館と協力関係にありスペインとは深く結びついています。また荒木十畝は大村出身の日本画家で魅力的な屏風や水墨画を沢山残していました。
当日は福岡市でG20財務相会議が開催され、交通への影響も心配されましたが、特に大きなトラブルもなく18時には大学に戻り解散できました。 

(西洋美術史:浦上雅司


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