2015年11月25日水曜日

3年生の日隈美有希さん「福岡大学第26回懸賞論文」受賞

  福岡大学学生部企画の第26回懸賞論文(課題「現代を生きる」)において、文化学科3年生の日隈美有希さんが佳作を受賞し、1125()に授賞式が行われました。


 
  日隈さんご本人から論文の題目と要旨、受賞の言葉をご寄稿いただきましたので、紹介いたします。

論文題目 「福岡を考える~観光のグローバル化と地域大学」

論文要旨
  年々日本への外国人旅行者数は増加し、観光の国際化が進んでいる。我々が生活する福岡も例外ではない。福岡を訪れる外国人旅行客の実態は、アジア圏からの外国人旅行客が圧倒的に多く、しかも初めて訪れる人が大きな割合を占めている。また、福岡を訪れる彼らの多くが買い物を優先させていると推測された。
  これらのことから、本論文では国際都市福岡の観光の課題として①福岡の伝統や文化、歴史の発信と②リピーターの獲得の二つを挙げた。圧倒的多数の外国人旅行客があげる訪問目的である「買い物」に加え、それ以外での福岡の滞在時間の増加とリピーター獲得によって、さらなる経済効果が見込まれるだろう。
  そこで本論文ではこれら二つの課題解決に向けて、地域を同じくする大学に可能な地域貢献活動について考察し、提案した。この活動によって、大学による地域貢献が実現するだけでなく、地域に根ざした人材育成とグローバル人材の育成に繋がると考えられる。


 
日隈さん
受賞の言葉
  今回、佳作に選ばれたことを嬉しく思うとともに、ご指導してくださった林先生に心から感謝申し上げます。
 

  これまで論文を書いたことがなく、卒論を書く前に論文を書いてみようと思ったのが今回の懸賞論文への応募のきっかけでした。このくらいの論文簡単に書けるでしょ、と軽い気持ちだったのですが、本格的にテーマを決め始めた段階でその考えは打ち砕かれました。なかなかテーマが決まらないことに焦りを感じ、それから文字数がなかなか埋まらないことに焦りを感じ、何回も挫折しそうに。ですが、林先生が熱心にご指導してくださったおかげで挫折することなく、提出日ぎりぎりでなんとか提出することができました。提出したあとの達成感と解放感はなんともいえない嬉しさです。
 

  こんなぎりぎりの提出でしたから内容はとても良いものとは言えず、もっと時間をかけていれば!と反省を始めるとキリがないのですが、せっかく今回このような経験ができたのですから、卒論を書く際に活かせたらと思っています。来年も募集があると思いますので、特に卒論を書こうと考えている方、ぜひ応募してみてはいかがでしょうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿