先日ご案内した「マンガde哲学」(第二回哲学カフェ)
のご報告をいただきました。以下に掲載いたします。
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「マンガde哲学」開催
2014年10月31日金曜日の夕方、A702教室で「マンガde哲学:ペンギンは白と黒なのがかわいい?――『よつばと!』で哲学する」が開催されました。参加者は学生諸氏が約十名に、教員三名。
今回の題材は『よつばと!』の一場面。
「ペンギンはかわいいぞ」
「どんなかわいい?」
「……白と黒なのがかわいい」
このやりとりを手掛かりに、議論がスタート。
白と黒のかわいいもの、白と黒以外のかわいいもの等、「かわいいもの」の具体例が次々と提案された後、やがて話は「そもそも『かわいい』とは?」という問題へ。その答えを求めて、逆に「かわいくないもの」について皆で考えてみたものの、しかしどのような例が挙がっても、直ちに「いや、それもかわいい!」との反論が。
「『かわいい』と言うときには、その対象を下に見ている」というテーゼの検討を経て、遂に「かわいいクオリア」という概念が登場。最後には「萌える」との比較で、「特定の関係性や状況、出来事について『萌える』とは言えるが、『かわいい』とは言えないのでは?」との指摘も。
多くの動物や昆虫、アイドルやマンガ・アニメのキャラ、電化製品や仏像、ガラスやプリクラ、素数や「時間」や「無」、果ては身近な教員の名前も飛び交う中、瞬く間に九十分が過ぎ、拍手で終了となりました。
今後も月一回程度のペースで、同様の「哲学カフェ」を開催していく予定です。
自己紹介は無し、無理に発言する必要も無し。途中入室、途中退室も自由。
のんびりとコーヒーでも飲みながら、哲学的な雑談に耳を傾けてみる、というだけの、緩やかで穏やかな「カフェ」です。
哲学に興味のある人もない人も、ぜひ気軽に立ち寄ってみて下さい。
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