まずは、福澤萌さんが「化粧におけるジェンダー」というタイトルで発表をおこないました。化粧の位置づけの変化を日本の歴史からたどったうえで、西洋式の化粧が入ってきた後の近代日本における化粧について紹介したうえで、その特徴を分析。質疑応答では、「大正時代のモボ(モダンボーイ)はどうだったのか」「身だしなみと化粧の線引きは?」など、論文の根幹にかかわる問いも投げかけられました。
次は、大学院社会・文化論専攻の長谷川正太郎さんによる修士論文「日本の人名に関する文化人類学的考察ー統合と差異化の原理を中心に」の発表でした。日本の人名、とくに名前の付け方が現代日本でどのように変化してきているのか、じっさいの名付け本を紹介しながら、お話してくださいました。教員もみんな興味津々。多くの質問が飛び交い、発表が終わったあとも、発表者を呼び止めて議論が続いていました。
そして、後半はポスター発表。二つの部屋に分かれて、色とりどり様々なデザインのポスターが並びました。自分のポスターの前でプレゼンするのはちょっと恥ずかしい・・・と初めは思っていた学生さんも気づくと堂々と質問に答えるようになって、多くのポスターの前で議論が勃発。発表を聞きに来ていた下級生たちは、来年は自分たちがと気を引き締める一幕も。
卒業論文は、4年間文化学科で学んだことの集大成。ここに学生生活が詰まっていると言っても過言ではありません。 ぜひみなさん卒論を書きましょう!
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