2017年1月11日水曜日

岩隈 敏先生、髙下保幸先生の最後の講義が行われました

 明けましておめでとうございます。2017年最初の記事をお届けします。



岩隈 敏先生、髙下保幸先生の最後の講義が行われました


 昨日、1月10日に文化学科の教員として教鞭を執られてきた哲学岩隈敏先生心理学髙下保幸先生が文化学科専門科目の最後の講義を行われました。

岩隈 敏 先生         髙下保幸先生
 福岡大学へのご着任は岩隈先生が昭和50年、髙下先生が昭和52年で、40年以上の長きにわたって文化学科のみならず、人文学部、福岡大学のために尽力されました。今年3月で70歳の定年を迎えられ、キャンパスを去られます。

 岩隈先生はカント研究者として、真理の問題と善悪の問題、美の問題に数多くの論考を重ねてこられました。髙下先生はユーモアを対象に、その感知の問題からユーモアが健康やストレスにもたらす影響に至るまで幅広く研究をなさってきました。

 両先生とも膨大な研究業績をお持ちで、また両先生の謦咳に接し各方面で活躍する卒業生も数多くおられますが、いわゆる「最終講義」はなさらず、通常の授業の一環として岩隈先生は「知識の理論」、髙下先生は「集団心理学」をそれぞれ講じられました。学科の学生にとっても、両先生の講義を受ける最後の機会となり、皆、両先生が講義されるお姿を心に焼きつけていたようです。

 講義終了後は、在学生から「長い間ありがとうございました」の一言とともに花束が贈られ、教室からは温かな拍手が起こりました。


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