明けましておめでとうございます。2018年最初の記事をお届けします。
白川琢磨先生の最終講義が行われました
白川先生の福岡大学へのご着任は平成14年で、15年以上文化学科のみならず大学院の社会・文化論専攻、人文学部、福岡大学のために尽力されました。今年3月で65歳の定年を迎えられ、キャンパスを去られます。
白川先生は、文化資源をめぐる地域共生戦略や宗教民俗形成における中世地方寺院の位置づけ、金毘羅信仰の歴史的動態といったテーマに精力的に、また幅広く研究をなさってきました。膨大な研究業績をお持ちです。また、福岡県文化財保護審議会専門委員や福岡県英彦山調査指導委員会副委員長、国立歴史民俗博物館の運営会議委員、大分県文化財保護審議会委員などを歴任され、数多くの社会的貢献もなさっています。白川先生の謦咳に接し、福岡市博物館の学芸員をはじめ各方面で活躍する卒業生も数多くおられます。
今回の最終講義では、通常の授業の最終回も兼ねて「レヴィ=ストロースとエマニュエル・トッド」をテーマに講じられました。学科の学生にとっても駆けつけた卒業生にとっても、白川先生の講義を受ける最後の機会となり、皆、集中して聴講し、先生が講義されるお姿を心に焼きつけていたようです。
講義終了後は、在学生と卒業生から感謝の言葉とともに花束が贈られ、教室からは大きな拍手が起こりました。
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