LC17台 T・M
皆さんは大学生の学生生活といえば、どんなものを想像しますか? 学業や授業の単位はもちろんですが、アルバイトや一人暮らしなど様々なことを思い浮かべると思います。その中でも多くの人が思い浮かべるのが「サークル」なのではないでしょうか?
「大学生活の楽しみといえばサークル!」と考えている人は多くいるでしょう。実際、私自身も大学に入るまではそう考えていました。現在、福岡大学には約170もの部活・愛好会があります。ではサークルに入っていなければ大学生活を楽しめないのか? そんなことはありません。サークルに入っていないからこそできる大学生活もあります。ここでは私自身の経験も交えて、サークルに入っていない学生の学生生活を紹介していきたいと思います!
サークルに入っていないことの最大のメリットは、自分の自由な時間が持てることです。ではその時間をどのように活用しているのでしょうか。
サークルに入っていない学生の大半は、アルバイトをしています。アルバイトをするメリットを大きく3つあげます。1つ目は広い交友関係を持つことができる点です。アルバイト先では様々な人が働いています。そこには同じ大学の学生が働いているかもしれません。違う学部だったので今まで話すことがなかったものの、アルバイトを通して仲良くなることができたということがよくあります。加えて、違う大学の学生と仲良くなることができ、同じような年代の人がどのような勉強をしているかなどを知ることができます。それだけではなく、幅広い年代の人々と関わりを持つことができます。同じ年代の人ばかりがいる学校生活とは違って、社会に出ると様々な年代の人と付き合うことになります。アルバイトは、まさに社会で働くための予行演習となるのです。
2つ目はアルバイトでの仕事を通じて、高校生活までではできなかった色々な社会経験ができ、視野を広げることができます。どのような経験ができるかは仕事の内容によって変わってくると思いますが、接客業であれば、人とのコミュニケーションや仕事に対する責任感など様々なことを学べます。
そして3つ目のメリットはお金を貯めることができる点です。サークルに所属していない分、長時間アルバイトができるので、その分多くお金を稼ぐことができます。では、そのお金をどう活用するのでしょうか?
お金の活用としては、長期の休みを使って留学したり、旅行をしたりする人もいます。私の趣味は旅行なので、長期の休みだけでなく空いた日にちがあれば旅行しています。去年だけでも10回以上旅行しました。観光するのはもちろんですが、私は旅行先でその都市の街並みを見比べるのが好きです。最近関心を持ったのは、都市ごとの交通手段についてです。長崎ではバスと路面電車、京都はバスや地下鉄、名古屋や札幌ではバス、地下鉄、路面電車が、観光客の交通手段として利用されています。このように路面電車が走っている都市と走っていない都市、地下鉄のある都市とない都市など、都市ごとの土地活用などを意識しながら旅をするのも面白いかもしれません。
(左から長崎、京都に行った時の写真です)
その他には、自由な時間を使って勉強に集中することができます。サークルに所属していると、活動日数の多いサークルによっては、授業で出された課題やレポートのための時間が取れなくなることもありますが、サークルに入っていなければ自分だけの時間を持てるので、自由に活用することができます。例えば、福岡大学では授業以外にも、資格取得やスキルアップのための様々な講座が開設されています。TOEICや簿記検定、秘書検定の対策講座や、公務員採用試験やエアライン就職対策講座などが開設されており、授業では学べない色々なことを身につけることができます。かくいう私も、公務員採用試験対策講座を受講しており、現在、筆記試験や面接等の対策を行っています。
また、夏には企業が主催したボランティアツアーに参加しました。東日本復興ボランティアとして宮城に行き、女川にある神社の復興作業と奉仕作業のお手伝いをしました。ツアーには高校生から社会人まで幅広い年代の方々が参加していたので、参加しようと思った理由やそれ以外にも様々なお話をすることができました。そして政教分離により、国からの支援を受けることができないので復興のためのお金がないことや、修繕作業中も自然災害(土砂崩れ等)に襲われるため、破壊と修繕の繰り返しになることなど、復興の現状や神社が復興に取り組むことの難しさなど様々なことを学ぶことができました。
(ボランティアツアーで撮った写真です。島にある神社なのですが、境内には神様のお使いとされる野生の鹿がいました。)
自由な学生生活の楽しみ方の例として、アルバイトや勉強、旅行、ボランティアなどをあげてきましたが、私と同様に、サークルに入っていない友人が行なっている学外活動についても述べていきたいと思います。ここでの学外活動は主に企業が主催する活動に参加することです。内容としては、子供たちが参加するキャンプにサポートスタッフとして参加することや、参加者が学生中心のイベントの企画・運営に携わることなどがあります。活動の実施日は、イベントの当日まで、平日の夜にミーティングを行うという長期間のものや、月に数回、週末に行う短期のものなど様々です。活動を行なってみて、コミュニケーション能力がついたことや、子どもや社会人の人など様々な年代と交流できること、その交流を通して自分を見つめ直すことができたのでよかった、楽しかったということを話してくれました。
サークルに入っていない学生の学生生活を紹介してきましたが、サークルでしか出会えない人々、経験ももちろんあります。しかし、サークルに入っていないからこその出会いや経験、楽しみもあるということが伝われば幸いです。大学の学生生活はとても自由ですが、自由だからこそどう活用するのかが重要です。これまであげたことを参考にして、皆さんも自由な学生生活を楽しんでみませんか?
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